課題
旅行系 BtoC サービスを展開する同社では、大手広告代理店に Google / Yahoo! の検索広告運用を依頼していたものの、CPA が頭打ちになっていました。事業側としては「もっと CV を伸ばしたい」「シーズン繁忙期にスケールしたい」というニーズがある一方、代理店からは「すでに最適化済み」「キーワード追加余地がない」という説明が続き、改善の打ち手が見えなくなっていた状態です。
社内には広告運用の専任担当がおらず、「代理店のレポートが正しいのか / 改善余地が本当にないのか」を判断できる人がいないことが構造的な弱みでした。LOads には、まず広告アカウントのセカンドオピニオン的な診断からご相談をいただきました。
アプローチ
1. 広告アカウント診断と「CPA 頭打ち」の真因特定
無料広告アカウント診断において、LOads が指摘したのは「検索広告だけで運用している以上、検索需要のキャップに到達するのは構造的に当然である」という点でした。CPA が頭打ちなのではなく、チャネルが枯れているだけで、需要創出フェーズの媒体を組み込めば打ち手は残っていることを、媒体別需要シミュレーションで提示しました。
2. 媒体ポートフォリオの再設計
検索広告 (Google / Yahoo!) はそのまま継続しつつ、Meta (Facebook / Instagram) と LINE 広告を「需要創出側」として追加。シーズン需要が高まる前のリードナーチャリングと、検索広告で取りこぼしていた潜在層のリーチを担う設計に切り替えました。動画素材は、社内に既にあった旅行コンテンツ素材を 15 秒・縦型にリパッケージして、Meta / LINE / YouTube ショートで展開しています。
3. 流入経路別 LP の出し分け
媒体を増やしただけでは CVR が下がるリスクがあったため、検索広告経由 / SNS 広告経由 / 動画広告経由で、ファーストビューとオファー文言を出し分ける LP 設計を採用しました。検索広告は「比較・検討段階」、SNS 広告は「価格・ビジュアル訴求」、動画広告は「世界観・体験訴求」と、検索意図の温度に合わせています。
成果
施策実装後、CV ボリュームは支援前比で約 2 倍規模まで拡張。同時に CPA は約 22% 改善し、「ボリュームを増やすと CPA が上がる」というジレンマを構造的に解消できた事例となりました。
LP の流入経路別出し分けにより、SNS 広告経由 LP の CVR は支援前の汎用 LP に比べて平均 1.4 倍に向上。**「広告の問題ではなく、構造の問題だった」**という、LOads が大切にしている改善視点を、結果として証明できた案件です。
LOads が担当した支援領域
- 広告アカウント診断 (媒体別需要シミュレーション含む)
- 媒体ポートフォリオの再設計 (検索 + 需要創出側媒体の追加)
- Meta / LINE / 動画広告の運用立ち上げ
- 流入経路別 LP の構成設計 / コピーライティング
- 週次の運用改善ミーティングと意思決定支援