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WebマーケティングとWebデザインの違いを発注前の5つの確認で見極める

WebマーケティングとWebデザインの違いを、制作会社への依頼範囲、一貫依頼か分離依頼かの判断、発注前の5つの確認から実務目線で解説します。
WebマーケティングとWebデザインの違いを発注範囲とサイト改善の視点で整理するアイキャッチ

WebマーケティングとWebデザインの違いを調べると、WebマーケターとWebデザイナーの仕事内容、必要スキル、キャリア、年収などの比較が多く出てきます。もちろん職種の違いも大切ですが、サイト制作やリニューアルを検討している企業の担当者が本当に知りたいのは、制作会社へ何をどこまで依頼し、どこからマーケティング支援に相談すべきかではないでしょうか。

Webデザインは、情報設計、UI、見た目、読みやすさ、操作しやすさを整える領域です。Webマーケティングは、誰に見つけてもらい、どの導線で問い合わせや資料請求へ進んでもらい、どの数字を見て改善するかを設計する領域です。成果につながるサイト改善では、デザインの納品物とマーケティングの改善サイクルを分けて考える必要があります。

短く答えるなら、Webデザインは体験と情報設計を整え、Webマーケティングは流入・CV・改善検証を設計します。==見た目を変えるだけでなく、訴求、導線、フォーム、計測、改善提案まで決める==ことで、リニューアル後に問い合わせや商談へつながりやすくなります。

この記事でわかること

  • WebマーケティングとWebデザインの違い
  • 制作会社にマーケまで頼めるかの判断
  • 一貫依頼と分離依頼の使い分け
  • サイト制作後に成果が出ない原因
  • 発注前に確認する5つの項目

Webデザインは体験を、Webマーケティングは成果を設計する

WebマーケティングとWebデザインを新規制作か継続改善か、見た目改善か獲得改善かで分ける比較マトリクス

結論から言うと、WebマーケティングとWebデザインの違いは「きれいに作るか、売れるようにするか」という単純な対立ではありません。Webデザインは、情報を見やすく、使いやすく、ブランドらしく伝えるために必要です。Webマーケティングは、そのサイトに誰を集め、どの行動を増やし、どの数字を見て改善するかを決めます。

発注時に重要なのは、制作物の範囲と改善責任の範囲を分けることです。デザインを変えたいのか、問い合わせを増やしたいのか、広告流入のLPを改善したいのか、SEOからの自然検索流入を増やしたいのかで、依頼先と必要な要件定義は変わります。

観点WebデザインWebマーケティング
主な目的情報を見やすく、操作しやすくする流入、CV、商談、売上につなげる
主な成果物ワイヤー、デザイン、UI、実装戦略、導線設計、計測、改善提案
見る数字滞在、回遊、クリックしやすさCVR、CPA、商談化率、売上貢献
依頼の中心制作要件、ブランド、UI集客設計、CTA、フォーム、KPI
完了の考え方納品・公開公開後の検証と改善

WebマーケティングとWebデザインを職種として比べる情報は、採用や転職の場面では役立ちます。ただし、発注担当者に必要なのは職種比較ではなく、要件定義、KPI設定、CVR改善、契約形態をどちらの領域として扱うかの整理です。本記事はこの発注視点に絞って解説します。

制作と集客改善の切り分けに迷う方は、まず自社サイトの課題を整理してください。リニューアル前に、依頼範囲と改善指標を一緒に確認できる状態にすると、見た目の改善で終わらない発注に近づきます。

社内で説明するときは、「デザインは体験と情報設計を整える領域、マーケティングは流入・CV・改善検証を設計する領域」と一文で共有すると、依頼範囲の議論がぶれにくくなります。相談先も、この分担に沿って分けると決めやすくなります。

WebマーケティングとWebデザインの役割の違い

Webデザインは、ユーザーが情報を理解し、迷わず行動できる状態を作ります。トップページ、サービスページ、LP、フォーム、CTA、ナビゲーション、文字サイズ、余白、配色、画像、レイアウトなどが対象です。デザインをマーケティングの視点で見るときは、見た目の印象だけでなく、読者が次の行動へ進めるかが重要になります。

Webマーケティングは、検索、広告、SNS、メール、紹介などの流入を作り、サイト上で問い合わせ、資料請求、予約、購入、商談へ進む導線を設計します。公開後は、GA4、Search Console、広告データ、CRM、SFAなどを見て、どこを改善すべきか判断する改善検証を続けます。

領域具体的な仕事発注時に確認すること
情報設計ページ構成、見出し、導線誰に何を伝えるページか
UIデザインレイアウト、CTA、フォーム迷わず行動できるか
実装HTML/CSS、CMS、表示速度公開後に運用しやすいか
集客設計SEO、広告、SNS、流入経路どのチャネルから来るか
計測設計GA4、広告CV、フォーム計測何を成果として見るか
改善提案CVR改善、LP改善、訴求修正公開後に誰が改善するか

GoogleのSEOスターターガイドでは、検索エンジンだけでなくユーザーを念頭に置いて、コンテンツを見つけやすく、理解しやすくする考え方が示されています。つまり、SEOもデザインも、最終的にはユーザーが必要な情報へたどり着きやすくするための仕事です。

Webマーケティング全体の意味を先に確認したい場合は、Webマーケティングとは が参考になります。本記事では、用語全体の説明ではなく、サイト制作とマーケティング支援の発注境界に絞って説明します。

制作会社・マーケ支援会社・社内担当の範囲を分ける

社内担当、制作会社、マーケティング支援会社の担当範囲と引き継ぎ点を示したスイムレーン

サイト制作やリニューアルでは、社内担当、制作会社、マーケティング支援会社の役割が混ざりやすくなります。社内担当は、事業方針、顧客理解、営業現場の情報、社内決裁を持っています。制作会社は、情報設計、デザイン、実装、CMS構築に強みがあります。

マーケティング支援会社は、集客、計測、広告、SEO、CVR改善、改善提案に強みがあります。

発注前には、誰が何を判断し、誰が何を作り、誰が公開後に改善するのかを分けてください。制作会社にすべて任せるかどうかではなく、判断材料を誰が持つかが重要です。

担当主に持つ情報・役割任せきりにしないこと
社内担当顧客、商材、営業、決裁、優先順位訴求、成果定義、営業連携
制作会社デザイン、UI、実装、CMS、公開作業CV地点、広告効果、商談化判断
マーケ支援会社集客設計、計測、広告、SEO、改善提案商品理解、営業現場の一次情報
営業担当問い合わせ後の反応、失注理由Web側へ戻す改善フィードバック

制作会社選びやマーケティング支援会社の比較軸を深掘りしたい場合は、Webマーケティング会社の選び方 が参考になります。依頼先を選ぶ前に、納品物だけでなく、公開後の改善提案まで必要かを整理してください。

制作会社にマーケティングまで頼めるかは契約範囲で判断する

サイト制作を検討すると、「制作会社にマーケティングまで頼めるのか」「マーケティング会社に制作も頼めるのか」という疑問が出てきます。結論から言うと、頼めるかどうかは社名や業種名では判断できません。制作会社でも広告運用、SEO、CVR改善まで提供する会社は増えており、マーケティング支援会社でも制作を内製している会社があります。

判断材料になるのは、見積もりと契約に公開後の改善提案がどこまで含まれているかです。「マーケティングも対応できます」という説明だけでは、計測設定の代行までなのか、毎月の改善提案と実行まで含むのかが分かりません。依頼形態は、大きく次の3つに分かれます。

依頼形態向いている状況注意点
一貫依頼(1社にまとめる)社内の管理工数が少ない、制作と集客の整合を取りたい制作と改善の両方の実績・体制を確認する
分離依頼(制作と支援を分ける)それぞれ専門性の高い会社に頼みたい会社間の連携と責任範囲を発注側が仕切る
内製+部分支援社内に改善担当がいる外部に出す範囲(計測、広告など)を明確にする

一貫依頼は、要件定義の段階から集客と計測を織り込めるため、リニューアルと集客改善の分断が起きにくい利点があります。一方で、制作は強いが運用改善の体制が薄い会社に一貫で任せると、公開後の改善が止まりやすくなります。分離依頼では、LP修正のたびに制作会社への発注が挟まり、改善スピードが落ちることがあります。受託する側で提供範囲を広げるか迷っている場合は、制作会社が既存深耕から支援範囲を広げる診断が参考になります。

どの形態でも、発注前に次の5つを確認してください。==この5つに答えられる会社かどうかが、名称よりも確かな判断材料==になります。

発注前の5つの確認

  • 見積もりに公開後の改善提案が含まれるか
  • 何の数字をKPIとして合意するか
  • GA4や広告の計測設定を誰が行うか
  • レポートと定例会議の頻度はどうか
  • 改善の実行者と追加費用の扱いはどうか

5つとも曖昧なまま契約すると、納品後に「改善は別料金」「計測は未設定」という状態になりやすいです。確認の答えを議事録やメールに残しておくと、公開後の責任範囲を巡るずれを防げます。

リニューアルで成果が出ない理由は改善指標が未定だから

デザイン改修と集客施策が問い合わせまでどのKPIに影響するかを示したKPIツリー

サイトをリニューアルしても成果が出ない理由の多くは、デザインが悪いからではありません。リニューアル前に、どの数字を改善するのかが決まっていないことが原因です。見た目が整っても、流入が少ない、CTAが弱い、フォームが重い、計測がない、営業へ渡す条件が曖昧なら、問い合わせは増えません。

Google Search Centralのページエクスペリエンスに関するドキュメントでは、Core Web Vitalsなどを含むページ体験の改善はユーザー体験に役立つ一方で、それだけで検索順位上位が保証されるわけではないと説明されています。

サイト改善でも同じで、表示速度や見やすさは大切ですが、成果には訴求、導線、フォーム、集客、計測が一緒に関係します。

改善したい数字デザインで見ることマーケティングで見ること
流入ページ構成、見出しの分かりやすさSEO、広告、SNS、検索意図
CTAクリックボタン配置、視認性、文言CTAの訴求、読者の温度感
フォーム完了入力しやすさ、エラー表示項目数、CV地点、リード定義
問い合わせ信頼情報、事例、導線CVR、CPA、商談化率
商談化課題別情報、料金情報リード品質、営業接続、失注理由

Google Analyticsのキーイベントに関するヘルプでは、事業にとって重要な行動をキーイベントとして測定する考え方が説明されています。問い合わせ、資料請求、電話クリック、フォーム完了などを分けて見ると、デザイン改修で変わった数字と、集客施策で変わった数字を切り分けやすくなります。

リニューアル後に成果が出ない原因を整理したい場合は、Webマーケティングがうまくいかない原因 へ進むと、計測や導線の見直しにつなげやすくなります。

SEO・広告・SNSからLPとフォームまで導線をつなぐ

SEO、広告、SNSからLP、フォーム、相談までの流れと離脱ポイントを示した導線マップ

サイト制作をマーケティングにつなげるには、ページを作って終わりにしないことが重要です。SEO、広告、SNS、メール、紹介などの流入がどのページに着地し、どのCTAを押し、どのフォームで送信し、どのように営業や問い合わせ対応へ渡るかまで設計します。

Search Consoleの公式紹介ページでは、検索トラフィックやパフォーマンスを測定し、検索での表示状況を把握できることが説明されています。また、GoogleのSearch ConsoleとGoogle AnalyticsのデータをSEOに使う公式ガイドでは、両方のデータを見ることで、ユーザーがどのようにサイトを見つけ、体験しているかを把握しやすくなると説明されています。

導線デザインで確認することマーケティングで確認すること
SEO流入見出し、内部リンク、読みやすさ検索意図、クエリ、自然検索CV
広告流入LPのファーストビュー、CTA訴求別CPA、CVR、広告費
SNS流入印象、共感、回遊再訪、指名検索、資料請求
フォーム入力しやすさ、エラー表示項目数、完了率、有効リード率
相談・商談信頼情報、事例、料金問い合わせ内容、商談化率

Google広告のコンバージョン測定に関するヘルプでは、購入、登録、電話など、事業上価値のある行動を選んで測定する考え方が説明されています。広告LPのデザインだけを変えても、どの行動を成果として測るかが曖昧なら、改善判断はできません。

LP、フォーム、CTAの改善を具体的に見たい場合は、Webマーケティングサイトの作り方 が近い内容です。導線改善を依頼するときは、制作会社へUIやフォームの作りやすさを相談し、マーケ支援会社へCVRや計測の改善を相談する、と分けると判断しやすくなります。

この記事もおすすめ|Webマーケティングのフレームワーク:施策整理と改善優先度の実務手順|流入からCVまでの導線を、ファネルとカスタマージャーニーの型で整理する手順を確認できます。|

費用・契約形態・予算配分の考え方

WebデザインとWebマーケティングは、費用の見方も違います。デザインや制作は、要件定義、ページ数、デザイン案、実装範囲、CMS、撮影、原稿、公開作業で費用が変わります。マーケティング支援は、広告費、SEO、LP改善、GA4設定、レポート、改善提案、会議頻度、運用範囲で費用が変わります。

依頼内容費用が変わる要因向いている状況
新規サイト制作ページ数、デザイン、CMS、実装サイトがない、古い、情報が足りない
リニューアル既存資産、要件定義、移行範囲ブランドや導線を整理したい
LP制作訴求、広告連携、フォーム広告やキャンペーンを試したい
継続改善計測、レポート、改善提案公開後にCVRを上げたい
広告・SEO支援予算、キーワード、改善頻度集客から問い合わせまで見たい

費用だけで依頼先を決めると、納品物はできても改善が回らないことがあります。一回の制作費と、公開後の改善予算を分けて考えることが大切です。制作後に広告やSEOを始める場合は、最初からLP、フォーム、計測、タグ設計まで含めて要件定義してください。

フォームで個人情報を取得する場合は、プライバシーポリシーや取得項目の扱いも確認します。個人情報保護委員会の個人情報の保護に関する法律等も、問い合わせフォームや資料請求フォームを設計する時の基本的な確認先になります。

デザイン刷新だけで問い合わせが増えない失敗を防ぐ

WebマーケティングとWebデザインの違いを曖昧にしたまま進めると、リニューアル後に「見た目は良くなったが問い合わせは増えない」という状態になりやすいです。これは、制作会社の責任だけではありません。発注側が、どの数字を改善したいか、公開後に誰が改善するかを決めていないことも原因になります。

失敗パターン起きる理由改善方向
見た目だけ刷新する成果指標が未定問い合わせ、資料請求、商談化を決める
LP改善を後回しにするサイト全体の見栄えを優先する流入先とCTAを先に見直す
CV計測が曖昧フォーム送信しか見ていないCTAクリック、フォーム開始、完了を分ける
レポートが媒体指標だけ広告とサイト改善が分断CPA、CVR、商談化率を一緒に見る
外注範囲が不明確制作と運用の境界がない納品物、改善提案、会議頻度を分ける

!!デザインの印象だけで成功を判断すると、問い合わせにつながらないリニューアルになることがあります。!! 公開前に、誰がどの数字を見て、いつ改善提案を出すのかを決めてください。

依頼先は内製・制作会社・マーケ支援会社で分ける

依頼先は、内製、制作会社、マーケティング支援会社のどれか一つに固定する必要はありません。社内に顧客理解や営業情報があるなら、要件定義は社内で持つべきです。デザインや実装が必要なら制作会社が向いています。公開後の集客、計測、広告、SEO、CVR改善まで見るなら、マーケティング支援会社の役割が必要になります。

状態判断次の動き
サイト構成や見た目が古い制作会社へ相談情報設計、デザイン、CMSを整える
問い合わせが増えないマーケ支援会社へ相談CV地点、計測、導線を見直す
社内で改善できる担当がいる内製+部分支援計測や広告だけ外部へ依頼する
要件が曖昧初期相談課題、KPI、依頼範囲を整理する
継続改善したい併用制作と運用改善の担当を分ける

どちらから頼むべきか迷う場合は、サイトの状態と集客の状態を分けて見ると判断しやすくなります。サイトの情報が古い、構成が崩れている、スマホで読めないなど土台に問題があるなら、制作から着手し、要件定義に計測とKPIを含めます。サイト自体は一定の水準にあるのに問い合わせが少ないなら、先に現状分析と集客改善から入り、デザイン刷新は分析結果を見てから判断したほうが、費用の無駄が出にくくなります。

継続改善を外部へ任せる場合の業務範囲は、Webマーケティング運用代行で依頼できること が参考になります。発注前には、サイト公開までなのか、公開後の改善までなのかを必ず分けてください。

制作と集客改善を相談する前のチェック項目

相談前には、デザインの好みだけでなく、サイト改善の目的と計測状態を整理します。完璧な資料は不要ですが、何を増やしたいかの目的、現在のCV地点、GA4や広告CVの有無、既存LPの課題、社内決裁者を確認しておくと、依頼範囲を決めやすくなります。LOads独自の軸は、デザインの良し悪しではなく、依頼後に改善サイクルが回る設計になっているかで判断することです。

相談前チェック

  • 何を増やしたいかが決まっている
  • CV地点とフォーム項目が分かる
  • GA4や広告CVの設定状況を確認した
  • 既存LPやサービスページの課題がある
  • 社内決裁者と公開後の担当が決まっている

==見た目の改善で終わらせず、問い合わせにつながるサイト改善を相談する==場合は、現在の課題と改善指標を先に整理してください。完璧に揃える必要はなく、分からない項目は「未設定」「不明」とメモしておけば、相談時にそのまま確認事項として使えます。

チェック項目は目的(何を増やすか)、CV地点、計測環境、既存LPの課題、社内決裁者の5項目までに絞ると、社内でも説明しやすくなります。先ほどの「発注前の5つの確認」が依頼先の体制を見極める質問であるのに対し、この相談前チェックは自社側の現状を整理する項目です。==制作物の納品範囲と、公開後の改善範囲を分ける==ことで、どこまで内製し、どこから外部に相談すべきか判断しやすくなります。

ワンポイントアドバイス: 私の実務見解として、リニューアルの相談では「どんなデザインにしたいか」よりも「公開後にどの数字を見て直すか」を先に聞いたほうがよいです。ここが曖昧なままだと、制作とマーケティングの責任範囲がずれます。

よくある質問

Q. WebマーケティングとWebデザインの一番大きな違いは何ですか?

Webデザインは、情報設計、見た目、UI、操作性を整える領域です。Webマーケティングは、流入、問い合わせ、資料請求、商談化などの成果につながる導線と改善サイクルを設計する領域です。

Q. サイト制作は制作会社だけに依頼すれば十分ですか?

新規制作やリニューアルだけなら制作会社で十分な場合があります。ただし、広告、SEO、フォーム改善、GA4計測、公開後のCVR改善まで必要なら、マーケティング支援の範囲も確認したほうが安全です。制作会社がマーケティングまで対応できる場合もあるため、社名ではなく、見積もりに公開後の改善提案が含まれるかで判断してください。

Q. 自社でできる範囲はどこですか?

顧客理解、商材の強み、営業現場の失注理由、社内決裁、優先順位付けは自社で持つべきです。デザイン、実装、SEO設計、広告改善、計測設計は、必要に応じて外部支援を使うと進めやすくなります。

Q. どの指標を見ればサイト改善の成果が分かりますか?

流入数、CTAクリック率、フォーム開始率、フォーム完了率、問い合わせ数、資料請求数、商談化率、広告CPA、自然検索CVを見ます。見た目の評価だけでなく、行動と成果の数字を分けて確認してください。

Q. いつ外部へ相談すべきですか?

リニューアルしても問い合わせが増えない、制作会社への依頼範囲が曖昧、GA4や広告CVの設定が不安、LPやフォームの改善順が決まらない時は相談のタイミングです。依頼前に、納品物と公開後の改善範囲を分けておくと話が早くなります。

まとめ

WebマーケティングとWebデザインの違いを発注前の5つの確認で見極めるまとめ WebマーケティングとWebデザインの違いは、職種名だけでは整理できません。企業の発注実務では、Webデザインは情報設計、UI、見た目、操作性を整える役割であり、Webマーケティングは流入、CV、計測、改善提案を設計する役割です。

サイト制作やリニューアルでは、制作会社へ任せる範囲と、マーケティング支援で見る範囲を分けてください。改善提案の有無、KPIの合意、計測の担当、レポート頻度、改善の実行者という発注前の5つの確認を通すと、納品で終わる制作と、問い合わせ改善まで追う支援を切り分けやすくなります。

内製で進める場合も、制作会社へ依頼する場合も、外部のマーケティング支援を使う場合も、最初に必要なのは「誰が何を作るか」だけではありません。公開後にどの数字を見て、誰が改善するかを決め、Webサイトを成果につながる改善サイクルへ入れていきましょう。

参考にした公式情報

執筆者情報
LOads 代表取締役 綱脇 耕輔

執筆者情報

LOads 代表取締役 綱脇 耕輔

Webマーケティング会社・大手Web系企業を経て独立し、デジタルマーケティング業界で14年のキャリア。2018年より東京・福岡を中心に、Web広告運用やSEO対策・AIO対策などのデジタルマーケティング支援を大手・中小企業問わず行っています。100社以上のマーケティング支援の現場で得た知見をもとに、独自の知見とナレッジでコラムを発信しています。