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BtoB SEOでリード獲得する方法:記事・資料請求・商談導線の作り方

BtoB SEOでリード獲得につなげるために、記事タイプ、資料請求、無料診断、問い合わせ、フォーム、MA/CRM、商談化までの導線設計を整理します。
BtoB SEOでリード獲得する方法:記事・資料請求・商談導線の作り方

BtoB企業がSEOに取り組むとき、最初に見落としやすいのは「検索流入のあと」です。

記事を公開して検索順位が上がっても、読者が資料請求や問い合わせ、商談へ進めなければ、事業成果としては評価しにくくなります。特にBtoBでは、検索した人がその場で購入することは少なく、社内共有、比較、予算確認、上長相談、稟議といった段階を踏みます。

結論から言うと、BtoB SEOでリード獲得を狙うなら、記事を作る前に「どの記事で、どの読者を、どの接点へ進めるか」を決めることが重要です。検索流入を増やすだけでなく、記事内CTA、ホワイトペーパー、フォーム、MA/CRM、営業への引き渡しまで一連の導線として設計します。

補足ボックス|この記事でわかること

  • BtoB SEOでリード獲得を考えるときの基本
  • 記事タイプごとのCV距離とCTAの使い分け
  • 資料請求、無料診断、問い合わせをどう配置するか
  • フォーム、MA/CRM、営業連携で見るべきこと
  • Search Console、GA4、CRMを使ったKPI設計
  • リード獲得につながらない記事の改善方法

補足ボックス終了

この記事では、BtoB SEOを「記事制作」ではなく「検索流入から商談化までの接点設計」として整理します。SEOを通じてリードを増やしたい、記事から資料請求や問い合わせにつなげたい、営業に渡せる質の高いリードを作りたい企業向けの実務記事です。

BtoB SEOのリード獲得は検索流入後の接点設計で決まる

BtoB SEOで検索流入から記事理解、資料請求、商談化までのリード獲得導線を整理する図解

BtoB SEOでリード獲得を考えるとき、最初に押さえたいのは、検索流入そのものはゴールではないということです。

検索から記事に来た読者は、まだ「相談したい」と決めていないことが多いです。課題を調べているだけかもしれません。社内で説明する材料を探しているだけかもしれません。競合サービスを比較するための判断軸を探している段階かもしれません。

そのため、BtoB SEOでは読者の段階を分けて考えます。

読者の状態 記事で必要なこと 次の接点
課題を知りたい 課題の整理、原因、基本概念 関連記事、チェックリスト
解決策を探したい 施策の選択肢、向き不向き ホワイトペーパー、比較表
外注を検討したい 費用、支援範囲、会社選び サービス概要、無料診断
社内共有したい 要点、図解、判断基準 資料請求、PDF資料
相談したい 相談前に整理する情報 問い合わせ、面談予約

この流れがない状態で記事だけ増やすと、アクセスは増えてもリードは増えにくくなります。読者が「なるほど」と思っても、次に何をすればよいかわからないからです。

BtoB SEOのリード獲得は、記事の終点ではなく、記事のあとに置く接点で決まります。 資料請求、無料診断、問い合わせ、サービス詳細、関連事例、チェックリストなどを、読者の状態に合わせて配置する必要があります。

GoogleのSEOスターターガイドでも、SEOは検索エンジンがコンテンツを理解し、ユーザーが検索を通じてサイトを見つけられるようにする取り組みとして説明されています。ただしBtoBでは、見つけてもらった後に、読者が社内で判断できる材料まで用意することが重要です。

綱脇耕輔の実務見解として、BtoB SEOでまず確認するのは記事本数ではなく「記事ごとの出口」です。出口が関連記事だけなのか、サービスページなのか、資料請求なのか、無料診断なのかで、本文の書き方も図解もCTAも変わります。

BtoB SEOでリード獲得を狙う前に決めること

BtoB SEOでリード獲得前に目的、対象、CV、営業連携、計測を決める図解

BtoB SEOでリード獲得を狙う前に、まず「リード」の定義を決めます。

一言でリードといっても、資料をダウンロードした人、問い合わせをした人、無料診断を申し込んだ人、サービス資料を請求した人、ウェビナーに参加した人では、検討度が違います。すべてを同じリードとして扱うと、SEOの成果判断が曖昧になります。

最初に決めるべきことは次の5つです。

決めること 内容 なぜ重要か
成果定義 資料請求、問い合わせ、商談化など SEOの評価指標が決まる
対象企業 業種、規模、予算、課題 ターゲット外流入を避ける
CTA種類 資料、無料診断、相談、サービス詳細 読者段階に合う導線を置く
フォーム項目 何を聞くか、何を聞かないか CV率と営業活用のバランスを取る
営業連携 いつ、誰に、何を渡すか リードを商談へつなげる

たとえば、月額30万円以上のマーケティング支援につなげたい場合、単にメールアドレスだけを集めても商談化しにくいことがあります。一方で、最初のフォームで予算、検討時期、課題、導入予定、担当部署をすべて聞くと、入力負荷が高くなり離脱が増えます。

ここで重要なのは、フォームで聞くことと商談で聞くことを分けることです。フォームでは最低限の情報を取得し、詳細な背景は初回ヒアリングで確認する方が自然な場合があります。

BtoB SEOのリード獲得では、リード数だけでなく「営業が次の行動を取りやすい情報があるか」を見ることが大切です。

記事タイプごとにリード獲得までの距離を分ける

BtoB SEOの記事タイプを基礎、課題解決、比較、費用、導入検討に分けてCV距離を見る図解

BtoB SEOでは、すべての記事に同じCTAを置くべきではありません。

基礎記事を読んでいる人は、まだ課題を理解している途中かもしれません。比較記事を読んでいる人は、具体的なサービス選定に近いかもしれません。費用記事を読んでいる人は、予算や社内稟議を考えている可能性があります。

記事タイプごとに、リード獲得までの距離を分けて考えます。

記事タイプ 読者の状態 リード獲得までの距離 合いやすい導線
基礎記事 まず理解したい 遠い 関連記事、入門資料
課題解決記事 困りごとを解決したい チェックリスト、無料診断
比較記事 選択肢を比べたい 近い サービス詳細、相談
費用記事 予算を判断したい 近い 見積もり相談、料金資料
事例記事 成果や進め方を見たい 近い 事例集、面談予約

たとえば「BtoB SEOとは」という基礎記事に、強い問い合わせCTAだけを置くと、読者には少し早すぎる場合があります。入門資料やチェックリストを置き、そこからメール接点を作る方が自然かもしれません。

一方で、「BtoB SEO 会社選び」「BtoB SEO 費用」「SEO リード獲得 相談」のような記事では、読者が比較検討に近い状態です。この場合は、サービス詳細、無料診断、問い合わせへの導線をはっきり置いた方がよいです。

記事ごとに読者の現在地と次に進んでほしい接点を決めると、CTAの強さを調整しやすくなります。

この記事もおすすめ|SEO戦略の立て方:BtoB企業が成果につなげるサイト設計と記事計画|BtoB SEO全体の戦略設計を確認したい場合はこちらも参考になります。|記事を読む →

資料請求・無料診断・問い合わせを使い分ける

BtoB SEOで資料請求、無料診断、問い合わせのCTAを読者の検討段階で使い分ける図解

BtoB SEOでよくある失敗は、すべての記事に「お問い合わせはこちら」だけを置くことです。

問い合わせは強いCTAです。すでに相談したい読者には有効ですが、まだ情報収集段階の読者には心理的な負荷が高いことがあります。BtoBでは、社内共有や比較検討のために、まず資料だけ見たい読者も多いです。

CTAは、読者の検討段階に合わせて使い分けます。

CTA 向いている読者 置きやすい記事 注意点
資料請求 情報収集、社内共有したい 基礎記事、比較記事 資料の中身が薄いと信頼を落とす
ホワイトペーパー 課題整理、比較軸を作りたい 課題記事、手順記事 記事の焼き直しだけにしない
無料診断 現状に課題がある 改善記事、チェックリスト 診断範囲を明確にする
問い合わせ 相談・見積もりをしたい 費用記事、会社選び記事 フォームが重いと離脱する
サービス詳細 支援範囲を知りたい 全記事の中盤/冒頭 記事内容とリンク先を合わせる

ここで大切なのは、CTAを増やすことではありません。読者の文脈に合わないCTAを増やすと、かえって読みづらくなります。

たとえば、記事の前半ではサービス詳細へのテキストリンク、記事の中盤ではチェックリストや資料請求、記事の後半では無料診断や問い合わせというように、段階を分けると自然です。

CTAは「強く押す」ものではなく、読者が次に判断するための選択肢として置くものです。

ホワイトペーパーは記事の続きを補う資料として設計する

BtoB SEOでホワイトペーパーを記事の続きとして設計し資料請求につなげる図解

BtoB SEOで資料請求を増やしたい場合、ホワイトペーパーの設計が重要です。

よくある失敗は、記事とほぼ同じ内容をPDFにしただけの資料を置くことです。読者は記事で十分に理解できる内容なら、わざわざ個人情報を入力して資料を請求する理由がありません。

ホワイトペーパーは、記事の続きを補う資料として設計します。

記事で提供すること 資料で補うこと 読者にとっての価値
基本概念 チェックリスト 社内で確認しやすい
手順 実行シート すぐ使える
比較軸 比較表 稟議や検討に使える
改善方法 診断項目 自社課題を整理できる
事例 詳細な進め方 導入イメージが湧く

たとえば「BtoB SEOでリード獲得する方法」という記事なら、資料としては「BtoB SEOリード導線チェックリスト」「SEO記事から商談化までのKPI設計シート」「記事タイプ別CTA設計表」などが相性良いです。

ホワイトペーパーは、読者が社内で説明したり、次の検討に進んだりするための資料にすると、資料請求の意味が生まれます。

綱脇耕輔の実務見解として、BtoBの資料請求導線では「便利そうな資料」よりも「社内で使える資料」の方が商談化につながりやすいです。担当者が上長に説明する、社内で現状を整理する、予算申請の前に論点をまとめる。その場面で使えるかを基準に資料を作るべきです。

フォームは入力しやすさと営業で使える情報のバランスを見る

BtoB SEOの資料請求フォームで入力しやすさと営業で使える情報のバランスを見る図解

資料請求や問い合わせのフォームは、リード獲得数とリード品質の両方に影響します。

項目が少なすぎると、営業が次に何をすればよいかわからないことがあります。反対に、項目が多すぎると、入力途中で離脱されます。特にBtoBでは、会社名、部署名、役職、課題、検討時期、予算など、聞きたいことが増えがちです。

フォームでは、最初に聞くことと、商談で聞くことを分けます。

情報 フォームで聞くか 理由
氏名・会社名 聞く 基本情報として必要
メール・電話 聞く 連絡に必要
WebサイトURL できれば聞く 診断や事前確認に使える
課題カテゴリ 選択式で聞く 初回対応の精度が上がる
予算 任意にする 初回から必須にすると離脱しやすい
詳細背景 商談で聞く フォームでは長くなりすぎる

Google Analyticsでは、フォーム送信を重要なアクションとして計測できます。Googleのヘルプでは、リード獲得フォーム送信をキーイベントとして測定する方法が説明されています。詳しくはGoogle Analyticsのリードフォーム測定ガイドが参考になります。

また、GA4では重要なアクションをキーイベントとして扱えます。キーイベントについてのGoogle Analyticsヘルプも確認しておくとよいです。

フォームやサンクスページ、送信完了イベントを変更する場合は、計測タグやキーイベントが消えていないか必ず確認してください。フォーム改修でCV数が急に減った場合、実際の問い合わせが減ったのではなく、計測が外れていることもあります。

MAやCRMへ渡す情報を記事段階から決める

BtoB SEOで記事、フォーム、MA、CRM、営業までリード情報をつなぐ図解

BtoB SEOでリード獲得を商談につなげるには、記事で得た接点情報をMAやCRMへ渡す設計が必要です。

フォーム送信後に、誰が、どの記事を読み、どの資料を請求し、どの課題を選択したのかが残っていれば、営業は初回接点で話を始めやすくなります。逆に、名前とメールアドレスだけが届く状態では、営業担当者はゼロからヒアリングしなければなりません。

記事段階から決めたい情報は、次の通りです。

渡したい情報 使い方 注意点
流入記事 関心テーマを把握する 記事URLやカテゴリを残す
資料種別 検討段階を推測する 資料名を明確にする
課題カテゴリ 初回対応を分ける 選択肢を増やしすぎない
会社規模 支援適合を判断する 必須にしすぎない
フォーム送信日時 対応優先度を見る CRMへ正しく連携する

ここでのポイントは、SEO記事、フォーム、MA/CRM、営業活動を分断しないことです。記事制作チームが「流入を増やした」で終わり、営業チームが「リードの質が低い」と感じている状態では、改善が進みません。

SEOで獲得したリードは、記事テーマ、フォーム情報、営業結果までつなげて初めて改善できます。

この記事もおすすめ|SEOのKPI設計:検索流入から問い合わせまで見る指標|SEOと事業成果をつなげる指標設計を確認したい場合に役立ちます。|記事を読む →

商談化しやすいリードかどうかをスコアで見る

BtoB SEOでリードの商談化しやすさを課題、会社規模、検討度、行動で評価する図解

BtoB SEOでは、リード数だけを増やしても成果につながらないことがあります。

資料請求が増えたとしても、対象外の企業が多い、課題が曖昧、予算がない、検討時期が遠い、営業が追いにくい状態であれば、商談化率は上がりません。そのため、リードの質を判断する軸を持つ必要があります。

リード評価は、次のように整理できます。

判断軸 見ること 評価の例
課題の具体性 課題カテゴリ、自由記述 具体的な課題ほど優先
会社規模 従業員数、売上、予算感 支援対象に合うか
検討度 検討時期、資料種別 近いほど優先
行動履歴 読んだ記事、資料請求 関心テーマを把握
サービス適合 自社支援範囲との一致 提案可能性

ここで注意したいのは、スコアを複雑にしすぎないことです。初期段階では、A/B/Cの3段階でも十分です。

たとえば、記事から資料請求しただけのリードはB、無料診断フォームで課題カテゴリとサイトURLを入力したリードはA、対象外の業種や個人事業主はC、といった形です。

BtoB SEOでは、リード数よりも「営業が追うべきリードを見分けられる状態」を作ることが重要です。

Search ConsoleとGA4で入口と行動を分けて見る

BtoB SEOでSearch ConsoleとGA4を使い検索入口とサイト内行動を分けて見る図解

BtoB SEOのリード獲得を改善するには、Search ConsoleとGA4を分けて見ます。

Search Consoleでは、検索結果に出ているか、クリックされているか、どのクエリで流入しているかを確認します。Googleの検索パフォーマンスレポートでは、クリック数、表示回数、CTR、掲載順位などを確認できます。

一方、GA4では、サイトに入った後の行動を見ます。記事からサービスページへ進んだか、CTAをクリックしたか、フォームに到達したか、資料請求や問い合わせを完了したかを確認します。

改善判断は、次のように分けます。

状態 見るツール 改善する場所
表示されない Search Console キーワード、内部リンク、index
表示されるがクリックされない Search Console title、meta、検索意図
クリックされるが読まれない GA4 見出し、本文、図解
読まれるがCTAへ進まない GA4 CTA位置、文言、資料内容
フォーム到達後に離脱する GA4/フォーム 入力項目、エラー、安心材料
リードが商談化しない CRM/SFA リード定義、営業連携

GoogleはSearch Consoleのクリック、表示回数、CTR、掲載順位の定義もヘルプで説明しています。指標の前提を確認したい場合はクリック、表示回数、掲載順位の説明も参考になります。

Search Consoleは入口、GA4は行動、CRM/SFAはリードの質を見る場所として分けると、改善すべき箇所が明確になります。

SEO記事から商談化までのKPIを一本で見る

BtoB SEOで表示、クリック、資料請求、商談化、受注までのKPIを一本で見る図解

BtoB SEOでリード獲得を評価する場合、検索順位だけでは不十分です。

順位が上がってもクリックされなければ意味がありません。クリックされても、資料請求や問い合わせへ進まなければリードは増えません。リードが増えても、商談化しなければ営業成果にはつながりません。

SEO記事から商談化までのKPIは、次のように一本で見ます。

段階 KPI 改善すること
検索表示 表示回数、掲載順位 テーマ、内部リンク、title
クリック CTR、クリック数 タイトル、導入文、検索意図
記事閲覧 読了、回遊、離脱 見出し、図解、本文
CTA接触 CTAクリック、サービス遷移 CTA位置、文言、リンク先
リード獲得 資料請求、無料診断、問い合わせ フォーム、資料、導線
商談化 商談化率、有効商談数 営業連携、リード定義
受注 受注率、受注単価 提案、支援範囲、顧客適合

この流れで見ると、SEO改善の優先順位が決めやすくなります。

たとえば、表示回数は多いのにCTRが低い記事は、titleや検索意図のズレを見ます。CTRは高いのにCTAクリックが少ない記事は、本文内の判断材料やCTA位置を見ます。資料請求は増えているのに商談化しない場合は、フォーム項目や資料内容、営業への引き渡しを見直します。

綱脇耕輔の実務見解として、BtoB SEOの定例レポートでは「順位が上がった記事」だけでなく、「商談化に近い行動が増えた記事」を分けて見るべきです。サービスページ遷移、資料請求、無料診断、問い合わせ、商談化率を記事単位で見ると、改善すべき記事が変わります。

リード獲得でよくある失敗を導線ごとに直す

BtoB SEOのリード獲得で記事だけ、CTA不足、フォーム過多、営業連携なしの失敗を整理する図解

BtoB SEOでリード獲得につながらないとき、原因は記事の品質だけとは限りません。

検索意図に合っているのにCTAがない、CTAがあるのに資料が弱い、資料請求は増えているのに営業に渡らない、フォーム項目が多すぎて離脱している、といった導線上の問題が起きていることがあります。

よくある失敗と改善方向は次の通りです。

失敗 起きること 改善方向
記事だけ作る 読者が次に進めない 記事タイプ別にCTAを置く
すべて問い合わせCTA 情報収集層が離脱する 資料請求やチェックリストを用意
フォームが重い CV率が下がる 必須項目を絞る
資料が薄い 商談化しない 社内共有できる資料にする
営業連携なし 追客が属人化する MA/CRMへ情報を渡す
KPIが順位だけ 改善場所がわからない CV、商談化率まで見る

特に注意したいのは、記事の評価を検索順位だけで判断することです。検索順位が高くても、ターゲット外の検索意図で流入しているなら、商談にはつながりにくいです。逆に、検索ボリュームが小さくても、検討度が高い記事は重要です。

BtoB SEOで改善すべきなのは、記事そのものだけでなく、読者が次に進めない場所です。

既存記事はリード導線の有無でリライトする

BtoB SEOで既存記事を検索流入、本文、CTA、営業連携の観点でリライトする図解

BtoB SEOでリード獲得を増やしたい場合、新規記事だけでなく既存記事の見直しも重要です。

既存記事には、すでに表示回数やクリックがあるページがあります。そこに適切な導線を追加できれば、新規記事より早く成果が見えることがあります。

既存記事の見直しでは、次の順番で確認します。

確認箇所 見ること 改善例
検索入口 表示回数、CTR、クエリ title、meta、導入文を調整
本文 読者が判断できるか 比較表、チェックリスト、FAQを追加
内部リンク 次に読むページがあるか 関連記事、サービス詳細を追加
CTA 文脈に合っているか 資料請求、無料診断、相談を使い分ける
フォーム 離脱していないか 項目、文言、安心材料を見直す
営業連携 商談化しているか CRM項目、対応ルールを追加

ここで重要なのは、記事を長くすることではありません。読者が判断できる情報を足し、次に進む導線を整えることです。

たとえば、既存の「BtoB SEOとは」という記事に流入があるなら、記事内に「BtoB SEOリード導線チェックリスト」への資料請求を追加する。比較記事なら、サービス詳細や無料相談への導線を強める。改善記事なら、無料診断のCTAを置く。このように、記事の役割に合わせてリライトします。

リライトでは、検索順位を上げるだけでなく、既存流入をリード化できるかを見ることが重要です。

BtoB SEOのリード獲得は投資回収モデルで判断する

BtoB SEOのリード獲得を問い合わせ数、商談化率、受注単価の投資回収モデルで見る図解

BtoB SEOは、短期的な広告のようにすぐ数字が出るとは限りません。そのため、投資判断では検索流入だけでなく、リード、商談、受注までを仮説でつなげます。

試算例として、月50万円を6か月、BtoB SEOの記事制作・リライト・CTA改善・フォーム改善に投資する場合を考えます。投資額は合計300万円です。

項目 試算例 見る意味
月額投資 50万円 記事制作、改善、計測の費用
期間 6か月 初期設計から改善まで
追加リード 月8件 資料請求、無料診断、問い合わせ
商談化率 35% 有効商談に進む割合
受注率 25% 商談から受注する割合
平均受注単価 150万円 投資回収の目安

この場合、月8件の追加リードのうち、商談化するのは約2.8件です。そこから25%が受注すると、月0.7件の受注が見込まれます。平均受注単価が150万円なら、売上換算では月105万円です。

もちろん、これは実績ではなく試算例です。業種、単価、営業力、サービス内容、既存サイトの状態によって結果は変わります。ただし、SEOを事業投資として判断するには、このようにリード数、商談化率、受注率、単価をつなげて考える必要があります。

BtoB SEOの投資判断では、検索順位や記事本数ではなく、リードから商談、受注までの数字を見ることが重要です。

社内・外部支援・営業の役割を分けて進める

BtoB SEOのリード獲得でマーケ、営業、制作、外部支援の役割を分ける図解

BtoB SEOでリード獲得を進めるには、マーケティング担当者だけで完結させない方がよいです。

記事制作、資料作成、フォーム設計、MA/CRM連携、営業対応、商談化の確認まで関係します。つまり、SEO記事を作るチームと、リードを受け取る営業チームの連携が必要です。

役割は次のように分けます。

担当 役割 見るデータ
マーケティング キーワード、記事、CTA、改善 GSC、GA4、CV
制作/編集 記事、図解、資料、フォーム文言 読了、CTAクリック
営業 初回接点、商談化、失注理由 CRM、商談化率
外部支援 戦略、設計、計測、改善優先度 全体KPI、課題整理
経営/責任者 投資判断、予算、成果評価 リード、商談、受注

SEO支援を外部に相談する場合は、記事制作だけでなく、CTA、フォーム、計測、営業連携まで見られるかを確認するとよいです。記事だけを納品して終わる支援では、リード獲得の改善が止まりやすくなります。

綱脇耕輔の実務見解として、BtoB SEOで成果を出す企業は、マーケティングと営業の会話が多いです。営業が「この資料請求は商談化しやすい」「このテーマは問い合わせにつながりにくい」とフィードバックし、マーケティングが記事やCTAに反映する。この循環ができると、SEOの改善精度が上がります。

よくある質問

BtoB SEOでリード獲得はできますか?

できます。ただし、記事を作るだけではなく、資料請求、無料診断、問い合わせ、サービス詳細、フォーム、営業連携まで設計する必要があります。検索流入を増やすだけでなく、読者が次に進める導線を整えることが重要です。

SEO記事にはどのCTAを置けばよいですか?

記事タイプによって変えます。基礎記事には資料請求やチェックリスト、課題解決記事には無料診断、比較・費用記事にはサービス詳細や問い合わせが合いやすいです。すべての記事に同じCTAを置くより、読者の検討段階に合わせて使い分けます。

資料請求と問い合わせはどちらを優先すべきですか?

情報収集段階の読者が多い記事では資料請求、比較検討に近い記事では問い合わせや無料診断を優先します。BtoBでは社内共有が必要なことも多いため、資料請求は有効ですが、資料の中身が薄いと商談化しにくくなります。

フォーム項目は少ない方がよいですか?

少なければよいとは限りません。入力しやすさと営業で使える情報のバランスが重要です。会社名、連絡先、課題カテゴリ、WebサイトURLなど最低限の情報を取得し、詳細な背景は商談で聞く設計にすると運用しやすくなります。

SEOのリード獲得で見るべきKPIは何ですか?

表示回数、CTR、クリック数、記事内回遊、CTAクリック、資料請求、問い合わせ、商談化率、受注率を段階ごとに見ます。Search Console、GA4、CRM/SFAをつなげることで、どこに改善余地があるか判断しやすくなります。

まとめ:BtoB SEOは記事から商談までの導線を設計する

BtoB SEOでリード獲得を狙うなら、記事を増やすだけでは不十分です。

重要なのは、検索流入した読者が記事を読み、資料やチェックリストで理解を深め、必要に応じて無料診断や問い合わせへ進み、営業が商談化できる状態を作ることです。

まずは次の順番で確認してください。

  • 記事ごとの読者段階とCV距離を分ける
  • 資料請求、無料診断、問い合わせを使い分ける
  • ホワイトペーパーを記事の続きとして設計する
  • フォーム項目を入力負荷と営業活用の両面で見直す
  • Search Console、GA4、CRMで入口から商談化まで見る
  • 既存記事をリード導線の有無でリライトする

BtoB SEOは、順位を上げるだけの施策ではありません。検索流入、記事、資料、フォーム、営業連携を一つの導線として設計することで、リード獲得と商談創出に近づきます。

執筆者情報
LOads 代表取締役 綱脇 耕輔

執筆者情報

LOads 代表取締役 綱脇 耕輔

Webマーケティング会社・大手Web系企業を経て独立し、デジタルマーケティング業界で14年のキャリア。2018年より東京・福岡を中心に、Web広告運用やSEO対策・AIO対策などのデジタルマーケティング支援を大手・中小企業問わず行っています。100社以上のマーケティング支援の現場で得た知見をもとに、独自の知見とナレッジでコラムを発信しています。

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