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SEO無料診断では何を見る?相談前に準備すべき項目

SEO無料診断で何を見るのか、どんな準備をすればよいのか、診断後に何を判断すべきかを整理します。
SEO無料診断では何を見る?相談前に準備すべき項目

SEO無料診断は、単に「今の順位が良いか悪いか」を見る場ではありません。自社サイトが検索結果でどのように見つかっているか、記事やサービスページが読者の疑問に答えられているか、問い合わせにつながる導線があるかを整理するための入口です。

結論から言うと、SEO無料診断を有効に使うには、診断で何を見てもらうかと、診断後に何を判断するかを事前に決めておくことが重要です。URLだけ渡して「改善点をください」と依頼しても、表面的な指摘で終わりやすくなります。

SEO相談を検討している企業の多くは、「記事を増やした方がよいのか」「既存記事を直すべきか」「技術的な問題があるのか」「今のSEO会社に任せ続けてよいのか」といった複数の不安を持っています。無料診断は、その不安を一度に解決する魔法のレポートではありません。==自社が次にどの施策へ進むべきかを判断するための現状整理==として使うと、相談の質が上がります。

この記事では、SEO無料診断で見られる主な項目、相談前に準備しておくべきデータ、診断で分かることと分からないこと、診断後に提案を比較する基準、投資判断の考え方まで整理します。

補足ボックス|この記事でわかること

SEO無料診断では、検索流入、既存記事、技術課題、計測、問い合わせ導線を分けて確認します。相談前にSearch Console、GA4、問い合わせ状況、既存記事リスト、社内で困っていることを整理しておくと、一般的な診断ではなく、自社の意思決定に使える診断に近づきます。

補足ボックス終了

SEO無料診断とは何を見る場なのか

SEO無料診断で検索流入、記事、技術、計測、問い合わせ導線を確認する図解

SEO無料診断とは、Webサイトの検索流入やSEO上の課題を初期確認し、改善の方向性を把握するための相談機会です。無料で行われるため、すべての課題を深く分析するというより、優先して確認すべき論点を切り分ける場と考える方が現実的です。

GoogleのSEOスターターガイドでは、検索エンジンがコンテンツを理解しやすくし、ユーザーがサイトを見つけやすくするための基本的な考え方が整理されています。無料診断でも、まずはこの基本に沿って、サイトが検索エンジンとユーザーの双方にとって理解しやすい状態かを見ます。

ただし、企業サイトで見るべき範囲は検索順位だけではありません。検索結果に出ているのにクリックされていないのか、クリックされているのに問い合わせにつながっていないのか、そもそも重要なキーワードでページが用意されていないのか。原因によって、打つべき施策は変わります。

たとえば、検索結果で表示されていないなら、キーワード設計やページ不足が課題かもしれません。表示されているのにクリックされていないなら、タイトルやディスクリプションの改善余地があります。流入しているのに問い合わせにつながらないなら、本文の結論、内部リンク、CTA、サービスページ、フォーム導線を確認します。

無料診断で大切なのは、細かい指摘の数ではありません。今いちばん詰まっている場所を特定できるかです。診断レポートに100個の改善項目が並んでいても、優先順位がなければ実行できません。

ツール診断と専門家診断の違い

SEO診断には、ツールで自動的に確認できるものと、人が判断しなければ分からないものがあります。タイトルタグの重複、メタディスクリプションの抜け、リンク切れ、表示速度の問題などは、ツールで見つけやすい項目です。

一方で、「その記事は本当に読者の疑問に答えているか」「サービスページへ進む導線が自然か」「似た記事がカニバリを起こしていないか」「問い合わせに近い検索意図を取り逃がしていないか」は、人の判断が必要です。

ツール診断が不要という意味ではありません。むしろ初期チェックには有効です。ただし、ツールの点数だけで発注判断をすると、改善の本質を見落としやすくなります。==無料診断では、ツールで見える問題と、実務判断が必要な問題を分けて確認する==ことが重要です。

SEO無料診断で確認される主な項目

SEO無料診断で確認するSearch Console、GA4、既存記事、技術課題、導線を整理した図解

SEO無料診断で確認される項目は、支援会社によって異なります。ただし、企業サイトの改善を目的にするなら、大きく分けて「検索流入」「コンテンツ」「技術」「計測」「問い合わせ導線」の5つを見るべきです。

検索流入では、どのキーワードで表示されているか、どのページに自然検索流入があるか、表示回数やクリック率に偏りがないかを確認します。GoogleのSearch Console検索パフォーマンスレポートでは、クリック数、表示回数、CTR、掲載順位などを確認できます。

コンテンツでは、既存記事が検索意図に答えているか、タイトルと本文の内容が一致しているか、競合上位記事と比べて不足論点がないかを見ます。ここで重要なのは、記事を増やすべきか、既存記事を直すべきかを切り分けることです。

技術面では、重要ページがクロールされやすいか、noindexやcanonicalに問題がないか、内部リンクが孤立していないか、構造化データやパンくずが必要に応じて整っているかを確認します。技術的SEOは専門性が高いため、無料診断では深掘りしきれない場合もありますが、明らかな問題の有無は確認したいところです。

計測では、GA4やSearch Consoleが正しく設定されているか、問い合わせ完了や資料請求などの重要な行動を追えているかを見ます。Googleアナリティクスでは、重要なユーザー行動をキーイベントとして設定できます。詳しくはGA4のキーイベントに関するヘルプでも説明されています。

問い合わせ導線では、記事からサービスページへ進む導線、フォームの位置、CTA文言、関連ページへの内部リンクを確認します。SEOで流入を増やしても、読者が次に何をすればよいか分からなければ、問い合わせにはつながりにくくなります。

診断項目 見る内容 目的
検索流入 表示回数、クリック率、検索クエリ、流入ページ 入口の課題を把握する
コンテンツ 記事構成、検索意図、重複、内部リンク 情報の不足とカニバリを見つける
技術 index、canonical、内部リンク、構造化データ 検索エンジンが理解しやすい状態にする
計測 GA4、CV、フォーム到達、CTAクリック 成果までの流れを見える化する
導線 サービスページ、CTA、問い合わせフォーム 読後の行動を設計する

よくある失敗は、無料診断を「SEOの健康診断」とだけ捉え、問題点を列挙して終わることです。実務では、診断結果を見た後に、どの課題から直すと問い合わせに近づくかまで整理する必要があります。

相談前に準備しておくデータと資料

SEO無料診断の相談前に準備するデータと資料を整理した図解

SEO無料診断の精度は、相談前に準備する情報で大きく変わります。サイトURLだけでも表面的な確認はできますが、Search ConsoleやGA4、問い合わせ状況、既存記事リストがあると、診断の解像度が上がります。

まず準備したいのは、Search Consoleの閲覧権限または検索パフォーマンスのスクリーンショットです。直近3か月から6か月の表示回数、クリック数、検索クエリ、流入ページが分かると、どこに伸びしろがあるかを判断しやすくなります。

次にGA4です。自然検索から入ったユーザーが、どのページを見ているか、サービスページへ進んでいるか、問い合わせ完了まで到達しているかを確認します。もしCV設定ができていない場合は、それ自体が改善課題です。

問い合わせや商談の情報も重要です。どのページ経由で問い合わせが来たか、どのような相談内容が多いか、問い合わせ後に商談化しているか。これらはSEOツールだけでは分かりません。企業の現場にある一次情報です。

既存記事リストも準備しておくと便利です。記事タイトル、URL、公開日、主な狙い、問い合わせへの近さを一覧にしておくと、記事の重複や不足が見えやすくなります。

準備するもの 具体例 診断で使う目的
Search Console 検索クエリ、表示回数、CTR、順位 検索結果での入口を見る
GA4 自然検索流入、遷移、CV、キーイベント 流入後の行動を見る
問い合わせ情報 件数、内容、商談化率、受注単価 SEOの事業貢献を考える
既存記事リスト タイトル、URL、公開日、狙い 重複、不足、改善候補を見る
社内課題メモ 困っていること、予算、体制 提案範囲を現実的にする

相談前にすべてを完璧に揃える必要はありません。ただし、何も準備せずに相談すると、診断側も一般的な話しかできません。最低限、現状の数字と困っていることをセットで共有すると、より具体的な提案につながります。

権限共有で注意すること

Search ConsoleやGA4の権限を共有する場合は、必要な範囲だけを共有します。初回相談で編集権限まで渡す必要はありません。閲覧権限で十分なケースが多いです。

また、個人情報や顧客情報が含まれる資料は、必要な範囲に絞って共有します。問い合わせ内容を共有する場合も、社名や個人名を伏せて、課題や問い合わせカテゴリだけを整理すれば十分です。

!!管理者権限や広告アカウントの全権限を初回相談で安易に共有する必要はありません!!。必要な権限、目的、共有期間を確認してから進めてください。

SEO無料診断で分かることと分からないこと

SEO無料診断で分かることと分からないことを比較した図解

無料診断は有効ですが、万能ではありません。診断で分かることと分からないことを理解しておくと、期待値のズレを防げます。

無料診断で分かりやすいのは、現状の大きな課題です。たとえば、重要ページが検索結果に出ていない、表示回数はあるのにクリック率が低い、既存記事が似たテーマで重複している、問い合わせ導線が弱い、GA4でCVが追えていないといった問題です。

一方で、無料診断だけで詳細なコンテンツ戦略や全記事のリライト指示、技術的SEOの実装設計、競合サイトの深い分析まで行うのは難しいです。そこまで行うには、調査時間、データ権限、社内ヒアリング、実装体制の確認が必要になります。

項目 無料診断で見えやすいこと 深掘り支援で必要になること
検索流入 表示・クリック・流入ページの傾向 キーワード群の再設計
記事 不足・重複・改善候補 記事ごとの構成案とリライト
技術 明らかな設定ミスや構造課題 実装仕様、開発連携、検証
導線 CTAやサービスページ遷移の弱さ LP改善、フォーム改善、営業導線設計
投資判断 支援範囲の大枠 予算配分、KPI設計、運用体制

無料診断で「すぐに成果が出ます」と断言される場合は注意が必要です。SEOは検索結果、競合、サイト状態、制作体制、計測環境など複数の要因が関わります。Google公式のSEO業者の利用に関するページでも、SEO業者を検討する際の注意点が説明されています。

診断結果を見るときは、指摘の数よりも、優先順位と理由を見てください。==「なぜ今その施策が必要なのか」「実行した後に何を測るのか」が説明されている診断の方が実務で使いやすい==です。

Search ConsoleとGA4で見るべき数字

SEO無料診断でSearch ConsoleとGA4を使い入口と行動を分けて見る図解

SEO無料診断では、Search ConsoleとGA4を分けて見ます。Search Consoleは検索結果での入口を確認するツール、GA4はサイト内に入った後の行動を確認するツールです。

Search Consoleでは、表示回数、クリック数、CTR、平均掲載順位を確認します。表示回数が多いのにCTRが低い場合、検索結果上で選ばれていない可能性があります。タイトル、ディスクリプション、検索意図との一致を見直す候補です。

クリック数が少なく表示回数も少ない場合は、狙うキーワードやページ自体が不足しているかもしれません。検索意図に対応する記事やサービスページがない場合、まずは記事管理やページ設計から見直します。

GA4では、自然検索から入ったユーザーがどのページへ進んだかを見ます。記事からサービスページへ遷移しているか、問い合わせフォームへ到達しているか、CVが記録されているかを確認します。

状態 Search Consoleで見る数字 GA4で見る数字 改善の方向性
検索結果に出ない 表示回数が少ない 流入も少ない キーワード設計とページ不足を確認
出ているが選ばれない 表示回数はあるがCTRが低い 流入が少ない タイトル、説明文、検索意図を改善
読まれるが進まない クリックはある サービスページ遷移が少ない 内部リンク、CTA、本文の結論を改善
問い合わせが弱い 流入ページはある フォーム到達やCVが少ない サービスページとフォーム導線を改善

綱脇耕輔の実務見解として、無料診断で最も見落とされやすいのは、Search ConsoleとGA4の接続です。Search Consoleだけを見ると「流入が増えたかどうか」で終わります。GA4だけを見ると「問い合わせが少ない」で終わります。両方を見ることで、入口の問題なのか、本文の問題なのか、導線の問題なのかを切り分けられます。

診断後に提案を比較する判断基準

SEO無料診断後に提案を比較する支援範囲、実装、計測、改善の判断基準を示す図解

SEO無料診断を受けた後は、提案を比較する必要があります。ここで見るべきなのは、金額だけではありません。支援範囲、実装責任、計測方法、改善サイクル、担当体制を確認します。

たとえば、同じ月額30万円の提案でも、内容は大きく異なります。キーワード設計と月次レポートだけの支援もあれば、記事構成、リライト、画像、入稿、計測、改善提案まで含む支援もあります。比較するには、何が含まれていて、何が別料金なのかを表で整理すると分かりやすいです。

比較項目 確認すること 注意点
支援範囲 診断、設計、制作、入稿、改善のどこまで含むか 「SEO支援一式」だけでは判断しない
実装責任 誰がCMS修正、内部リンク、計測設定を行うか 提案だけで終わる可能性がある
計測方法 Search Console、GA4、CV、商談をどう見るか 順位だけのレポートは弱い
改善サイクル 月次で何を見直すか 公開後改善がないと止まりやすい
担当体制 誰が分析し、誰が記事を見るか 営業担当と実務担当が違うことがある

提案を受けたら、「この施策を実行した後、何が改善されたら成功と判断しますか」と聞いてみてください。良い提案は、施策と指標がつながっています。悪い提案は、作業内容だけが並び、成果の見方が曖昧です。

また、提案が自社の実行体制に合っているかも確認します。社内にCMSを更新できる人がいないのに、改善指示だけが届いても実行できません。エンジニアがいないのに技術修正ばかり提案されても進みません。

診断後の比較では、金額、支援範囲、実行体制、計測、改善提案の透明性をセットで見ます。金額だけで選ぶと、後から「それは別料金です」「実装は御社でお願いします」といったズレが起きやすくなります。

診断時に聞いておきたい質問

無料診断を受けるときは、相手の説明を聞くだけでなく、こちらからも質問を用意しておくと判断しやすくなります。特に確認したいのは、施策の優先順位、実装責任、計測方法、初月に行うこと、契約後に変わることです。

たとえば「この診断結果の中で、最初の30日に着手すべきことは何ですか」「記事制作と既存記事改善のどちらを優先しますか」「提案内容のうち、弊社側で実行する作業はどれですか」「Search ConsoleとGA4では、どの数字を月次で見ますか」と聞くと、提案の具体性が分かります。

質問に対して曖昧な回答しか返ってこない場合は、支援範囲や改善方法がまだ整理されていない可能性があります。逆に、診断時点で「ここは無料診断では判断できないので、追加調査が必要です」と明確に言える会社は、無理な断定を避けているとも考えられます。

SEO無料診断後の投資判断モデル

SEO無料診断後に投資額、問い合わせ数、商談化率、受注単価から判断する試算モデル図解

SEO無料診断の後に有料支援を検討する場合、投資回収の考え方を持っておくと判断しやすくなります。ここでは、実績ではなく試算例として、月額支援を検討する場合の見方を整理します。

たとえば、SEOコンサルと記事改善運用に月50万円を6か月投資する場合、総投資額は300万円です。このとき、単に「記事を何本作るか」ではなく、問い合わせ数、商談化率、受注単価から考えます。

試算項目 判断に使う理由
投資額 月50万円 × 6か月 = 300万円 初期改善に必要な予算を把握する
問い合わせ増加 月5件増を目標にする SEO記事からの入口を評価する
商談化率 40%なら月2件商談 問い合わせの質を見る
受注単価 1件150万円なら2件で300万円 回収可能性を試算する
継続判断 6か月後に流入、CV、商談を確認 感覚ではなく数字で判断する

この試算は成果を保証するものではありません。ただし、SEOを「順位が上がったかどうか」だけで判断しないためには有効です。SEOに投資するなら、問い合わせ、商談化率、受注単価、継続率まで見た方が、予算判断が現実的になります。

特に月額30万円、50万円、80万円のような支援を検討する場合は、支援範囲と社内工数をセットで見ます。外部が記事構成まで行い、社内が一次情報を提供するのか。外部が制作と入稿まで行うのか。社内でどこまで実行できるのか。ここを決めないと、費用対効果は見えません。

==SEO無料診断後の有料支援は、費用ではなく「どの詰まりをどの順番で解消する投資か」で判断する==と、比較しやすくなります。

SEO無料診断前チェックリスト

SEO無料診断前に目的、データ、課題、予算、体制を確認するチェックリスト図解

無料診断を受ける前に、次の項目を整理しておくと相談がスムーズです。すべて完璧に揃える必要はありませんが、最低限の情報があるだけで、診断内容が具体的になります。

  • SEOで増やしたい成果は何か
  • 現在の問い合わせ数、商談数、受注単価は分かるか
  • Search Consoleの閲覧権限またはデータがあるか
  • GA4で問い合わせ完了や資料請求を計測できているか
  • 既存記事やサービスページの一覧があるか
  • 競合として意識しているサイトがあるか
  • 社内で記事制作やCMS更新を担当できる人がいるか
  • SEOに使える月額予算の目安があるか
  • 診断後に見積もりを取りたい範囲が決まっているか
  • 今の支援会社や制作会社に対する不満があるか

このチェックリストで空欄が多くても問題ありません。むしろ、空欄が多い部分こそ診断で整理すべき課題です。大切なのは、相談時に「何となくSEOを見てほしい」ではなく、「この数字が分からない」「この導線が弱い気がする」「この範囲を外部に任せるべきか判断したい」と伝えることです。

無料診断を受ける前に、社内で目的を一言にまとめておくのもおすすめです。たとえば「自然検索からの問い合わせを増やしたい」「既存記事を整理して商談につながる記事群を作りたい」「今のSEO会社の提案が十分か確認したい」といった形です。

目的が明確な相談ほど、診断後の提案も具体的になります。無料診断を営業の場として受け身で聞くのではなく、自社の意思決定に使う場として準備すると、得られる情報の質が変わります。

SEO無料診断でよくある失敗と避け方

SEO無料診断でよくある失敗を目的、データ、権限、比較、実行の観点で整理した図解

SEO無料診断は便利ですが、受け方を間違えると、結局何をすればよいのか分からないまま終わります。特に多いのは、目的を決めずに相談すること、データを見せずに診断を求めること、診断後の提案を金額だけで比較することです。

まず、目的が曖昧なまま相談すると、診断側も一般的な指摘を返すしかありません。「SEOを見てほしい」だけでは、流入を増やしたいのか、問い合わせを増やしたいのか、既存記事を整理したいのか、外注先を変える判断をしたいのかが分かりません。相談前には、診断で判断したいことを一つ決めるだけでも十分です。

次に、データを出さずに相談する失敗です。Search ConsoleやGA4を見せないまま診断すると、外から見えるタイトル、ページ構成、表示速度、記事内容の指摘が中心になります。それも価値はありますが、検索結果でどのクエリに出ているか、記事からどこへ遷移しているか、問い合わせがどこで止まっているかは見えません。

また、診断後に「安い会社」を選ぶだけで終わるのも危険です。SEO支援は、診断、設計、記事制作、入稿、リライト、計測、レポート、改善提案など、含まれる範囲が会社によって大きく違います。金額が安くても、必要な工程が含まれていなければ、社内工数が増えるだけになることがあります。

よくある失敗 起きる問題 避け方
目的なしで相談する 一般論の診断になる 判断したいことを一つ決める
データを見せない 外から見える指摘に偏る GSC、GA4、問い合わせ状況を共有する
権限を渡しすぎる 管理上のリスクが出る 閲覧権限から始める
金額だけで比較する 支援範囲の差を見落とす 実装、計測、改善範囲を表で見る
診断後に放置する 改善が実行されない 次の30日で行うことを決める

綱脇耕輔の実務見解として、無料診断は「契約するかどうか」だけを決める場ではありません。むしろ、社内でSEOを進めるための論点整理にも使えます。診断後にすぐ契約しない場合でも、どの記事を直すべきか、どの指標を見ればよいか、社内でどこまで実行できるかを整理できれば、十分に価値があります。

無料診断で最も避けたいのは、診断を受けたこと自体で満足してしまうことです。==診断後は、30日以内に行う改善を一つ決めて実行する==と、相談が実務につながります。たとえば、Search Consoleで表示回数が多い記事のタイトルを改善する、問い合わせに近い記事からサービスページへ内部リンクを追加する、GA4でフォーム到達を確認できるようにする、といった小さな改善で構いません。

まとめ:SEO無料診断は現状整理と次の判断に使う

SEO無料診断は、順位やツール点数を確認するだけの場ではありません。検索流入、既存記事、技術課題、計測、問い合わせ導線を分けて見て、自社が次に何をすべきかを判断するための入口です。

診断前には、Search Console、GA4、問い合わせ状況、既存記事リスト、社内の課題メモをできる範囲で準備しましょう。すべて揃っていなくても、何が分かっていて何が分からないかを整理しておくことが重要です。

診断後は、指摘の数ではなく、優先順位、実装範囲、計測方法、改善サイクルを見ます。提案を比較するときは、金額だけでなく、誰が何を実行し、どの数字で成果を見るのかを確認してください。

SEOは、記事を増やせば必ず成果が出る施策ではありません。検索結果で選ばれ、本文で理解され、サービスページや問い合わせへ進む流れを作る必要があります。無料診断は、その流れのどこに改善余地があるかを見つけるために使うと効果的です。

よくある質問

SEO無料診断では何を見てもらえますか?

一般的には、検索流入、既存記事、タイトルや見出し、内部リンク、技術的な設定、Search ConsoleやGA4の状況、問い合わせ導線などを確認します。支援会社によって範囲は異なるため、事前に診断項目を確認しておくと安心です。

SEO無料診断を受ける前に何を準備すればよいですか?

Search Console、GA4、問い合わせ状況、既存記事リスト、サービスページ一覧、社内で困っていることを整理しておくと診断が具体的になります。すべてを完璧に用意する必要はありません。

Search ConsoleやGA4の権限共有は必要ですか?

深い診断を受ける場合は、閲覧権限があると精度が上がります。ただし、初回相談で管理者権限まで共有する必要はありません。必要な権限範囲、共有目的、共有期間を確認してから進めましょう。

無料診断だけでSEOの改善方針は決まりますか?

大きな課題や優先順位の方向性は見えますが、詳細な記事設計、技術修正、全記事のリライト指示まで無料診断だけで決めるのは難しい場合があります。診断後に有料支援の範囲を確認するとよいです。

無料診断後に営業されるのが不安です

無料診断は有料支援の入口として実施されることが多いため、提案を受ける可能性はあります。大切なのは、提案内容、支援範囲、費用、契約条件を冷静に比較することです。すぐに契約する必要はありません。

SEO無料診断はどんな企業に向いていますか?

自然検索からの問い合わせを増やしたい企業、記事を作っているが成果が見えない企業、既存記事の整理やリライトを検討している企業、SEO会社の提案が十分か確認したい企業に向いています。

参考にした公式情報

執筆者情報
LOads 代表取締役 綱脇 耕輔

執筆者情報

LOads 代表取締役 綱脇 耕輔

Webマーケティング会社・大手Web系企業を経て独立し、デジタルマーケティング業界で14年のキャリア。2018年より東京・福岡を中心に、Web広告運用やSEO対策・AIO対策などのデジタルマーケティング支援を大手・中小企業問わず行っています。100社以上のマーケティング支援の現場で得た知見をもとに、独自の知見とナレッジでコラムを発信しています。

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