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Search Consoleの使い方:SEO初心者が見るべき検索パフォーマンス

Search Consoleの検索パフォーマンスで見るべき表示回数、クリック数、CTR、平均掲載順位、クエリ、ページを、SEO改善に使う手順として解説します。
Search Consoleの使い方:SEO初心者が見るべき検索パフォーマンス

Search Consoleを開いてみたものの、どの数字を見ればよいのか分からない。表示回数、クリック数、CTR、平均掲載順位、クエリ、ページという言葉は並んでいるけれど、結局どの記事を直せばよいのか判断できない。

SEOに取り組み始めた担当者から、この相談はよく出ます。Search Consoleは無料で使える便利なツールですが、画面を眺めるだけでは改善にはつながりません。Search Consoleは順位を確認するためだけの道具ではなく、検索結果で読者がどのように自社サイトを見つけ、どこで選ばれ、どの記事に改善余地があるかを見つけるための道具です。

結論から言うと、SEO初心者がSearch Consoleで最初に見るべきなのは、検索パフォーマンスの「表示回数」「クリック数」「CTR」「平均掲載順位」、そして「クエリ」と「ページ」です。この6つを分けて見るだけで、タイトルを直すべき記事、内容を追加すべき記事、リライトすべき記事、GA4や問い合わせ導線と接続して確認すべき記事が見つかりやすくなります。

ただし、Search ConsoleだけでSEOのすべてを判断するのは危険です。Search Consoleは検索結果に出る前後の状態を確認するツールです。記事を読んだ後に問い合わせへ進んだか、フォームに到達したか、商談につながったかは、GA4やCRM、問い合わせデータと合わせて見る必要があります。

この記事では、Search Consoleの検索パフォーマンスで見るべき指標、クエリとページの分け方、CTRや平均掲載順位の読み方、改善候補の抽出手順、URL検査の使いどころ、そしてSearch Consoleの数字を記事改善や問い合わせ導線につなげる方法を解説します。

補足ボックス|この記事でわかること

  • Search Consoleで最初に見るべき画面
  • 検索パフォーマンスの表示回数、クリック数、CTR、平均掲載順位の意味
  • クエリとページを分けて見る理由
  • CTRが低い記事、順位が低い記事、クリックが減った記事の見つけ方
  • Search ConsoleでSEO改善候補を抽出する手順
  • URL検査とインデックス状況の確認方法
  • Search Console単体で判断しない方がよいこと
  • GA4や問い合わせ導線とつなげる考え方

補足ボックス終了

Search ConsoleはSEO改善箇所を見つけるための道具

Search Consoleの使い方として検索パフォーマンス、クエリ、ページ、改善候補、問い合わせ導線をつなげて見る図解

Search Consoleは、Google検索における自社サイトの状態を確認するためのツールです。検索結果でどのくらい表示されたか、どのくらいクリックされたか、どの検索語句で表示されたか、どのページが検索流入を得ているかを確認できます。

GoogleのSearch Consoleヘルプでは、検索パフォーマンスレポートで合計クリック数、合計表示回数、平均CTR、平均掲載順位などを確認できると説明されています。つまり、Search Consoleは「検索結果に出た後、ユーザーがクリックするまで」の状態を見るための重要なデータです。

SEO初心者が最初に勘違いしやすいのは、Search Consoleを順位チェックツールのように使うことです。もちろん平均掲載順位は重要です。しかし、順位だけを見ていると、次のような判断ミスが起きます。

見方 起きやすい誤解 正しい見方
平均掲載順位だけを見る 何となく上がった、下がったで判断する クエリ、ページ、期間をそろえて見る
クリック数だけを見る 流入が多い記事だけを評価する 表示回数、CTR、CV距離も見る
表示回数だけを見る 需要があるから成果が出ると思う 選ばれているか、導線があるかを見る
CTRだけを見る タイトルだけ直せばよいと思う 順位、検索意図、SERPの競合も見る

Search Consoleの目的は、数字を眺めることではなく、次に直すべき記事を見つけることです。 表示回数が多いのにCTRが低い記事は、検索結果で選ばれていない可能性があります。平均掲載順位が11〜20位にある記事は、内容改善や内部リンクで1ページ目を狙えるかもしれません。クリックが落ちている記事は、検索意図の変化や競合記事の改善、タイトルの弱さ、カニバリなどを確認する必要があります。

綱脇耕輔の実務見解として、Search Consoleを見るときは「順位が上がったか」よりも「どの記事を直せば問い合わせに近づくか」を先に考えます。検索流入が増えても、読者が次に進めない記事ばかりであれば、事業成果にはつながりにくいからです。

検索パフォーマンスで最初に見る4つの指標

Search Consoleの検索パフォーマンスで見る表示回数、クリック数、CTR、平均掲載順位の4指標を整理した図解

Search Consoleの検索パフォーマンスで最初に見るべき指標は、表示回数、クリック数、CTR、平均掲載順位です。Googleのヘルプでは、表示回数、掲載順位、クリック数、クリック率の定義が説明されています。細かい仕様は検索結果の表示形式によって変わるため、厳密な順位表としてではなく、改善判断のための指標として使うのが現実的です。

4つの指標は、それぞれ次のように見ます。

指標 意味 SEO改善で見ること
表示回数 検索結果でサイトへのリンクが表示された回数 検索需要があるか、露出しているか
クリック数 検索結果からサイトへクリックされた回数 実際に流入しているか
CTR クリック数を表示回数で割った割合 検索結果で選ばれているか
平均掲載順位 Google検索結果での平均的な掲載位置 上位表示できているか、改善余地があるか

表示回数が多い記事は、検索需要がある可能性があります。 ただし、表示回数が多くてもクリックされていなければ、タイトル、ディスクリプション、検索意図とのズレ、順位、SERP上の競合要素を確認します。

クリック数が多い記事は、実際に検索流入を生んでいる記事です。 ただし、クリック数が多くても問い合わせに近いとは限りません。基礎知識の記事はクリックが多く、費用や会社選びの記事はクリックが少ないことがあります。クリック数だけで記事価値を判断しないことが大切です。

CTRは、検索結果で読者が選んだかどうかを見る指標です。 平均掲載順位が比較的高いのにCTRが低い場合は、タイトルが抽象的、検索意図とずれている、競合のタイトルの方が具体的、検索結果に広告や強いSERP機能がある、といった理由が考えられます。

平均掲載順位は、改善候補を見つけるための目安です。 たとえば11〜20位にある記事は、内容追加、見出し改善、内部リンク、タイトル調整によって、クリックを増やせる可能性があります。ただし、平均掲載順位は複数クエリの平均で変わるため、必ず対象クエリとページを絞って見ます。

4指標は単独で見ず、「表示されているか」「選ばれているか」「読まれているか」「次に進めているか」の流れで見ると、改善の優先順位が決めやすくなります。

クエリとページを分けて確認する

Search Consoleでクエリは読者の検索意図、ページは改善対象URLとして分けて確認する図解

Search Consoleを使う上で重要なのが、クエリとページを分けて見ることです。クエリは、ユーザーが検索した語句です。ページは、その検索結果で表示された自社サイトのURLです。

この2つを混同すると、改善対象を間違えます。クエリは「読者が何を知りたいか」を示します。ページは「どのURLがその検索意図に応えているか」を示します。

見る単位 分かること 改善に使う方法
クエリ 読者の検索語句、悩み、疑問 記事の見出し、本文、タイトルへ反映する
ページ どのURLが検索流入を得ているか 改善対象の記事を決める
クエリ×ページ どの検索語でどの記事が出ているか 記事役割のズレやカニバリを見つける

たとえば「search console 使い方」というクエリで表示されているページが、Search Consoleの登録方法だけを説明している記事だったとします。読者は登録後の見方まで知りたいかもしれません。その場合、記事に検索パフォーマンスの読み方、クエリとページの確認方法、CTRや平均掲載順位の判断を追加することで、検索意図に近づけられます。

逆に、ページ単位で見ると、1つの記事が想定外のクエリで表示されていることがあります。これは悪いことではありません。新しい記事テーマのヒントになる場合があります。ただし、想定外のクエリで表示されていて、記事内容と合っていない場合は、タイトルや本文を見直すか、別記事として切り出す判断が必要です。

クエリは読者の言葉、ページは自社側の受け皿です。 SEO改善では、読者の言葉と自社の受け皿が合っているかを確認します。クエリだけ見ても改善URLは分かりません。ページだけ見ても読者の疑問は分かりません。両方を合わせて見ることが重要です。

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表示回数・CTR・掲載順位・クリックの読み方

Search Consoleの表示回数、CTR、平均掲載順位、クリック数からSEO改善候補を判断する表の図解

Search Consoleの数字は、良い悪いを単純に決めるためのものではありません。数字の組み合わせから、次の打ち手を考えるための材料です。

よくある状態と改善の見方は次の通りです。

状態 読み方 次に見ること
表示回数が多くCTRが低い 検索結果には出ているが選ばれていない タイトル、ディスクリプション、検索意図
表示回数が多く順位が低い 需要はあるが内容や評価が足りない 上位記事との差分、内部リンク
クリックが多いがCVに近くない 流入はあるが導線が弱い 関連記事、CTA、サービスページ
順位が高いのにクリックが少ない 検索需要が小さい、またはSERP要因 表示回数、検索結果の見え方
クリックが減っている 検索意図、競合、タイトル、技術要因の変化 期間比較、変更履歴、No24の流入減少確認

表示回数が多いのにCTRが低い記事は、まず検索結果で選ばれていない理由を探します。 タイトルが一般的すぎる、悩みに答えていない、対象読者が伝わらない、競合記事の方が具体的、検索結果に広告や動画、AI Overviewなどが出ている、といった要因があります。

平均掲載順位が11〜20位の記事は、改善候補として見やすいです。 1ページ目の手前にいる記事は、検索意図への答え、見出し構成、本文の深さ、独自知見、内部リンク、タイトルを見直すことで、クリック増につながる可能性があります。

クリックが多い記事は、導線を確認します。 基礎知識の記事は流入が多くなりやすい一方で、問い合わせに直結しにくいことがあります。記事内で関連する改善記事、費用記事、会社選び記事、サービスページへ自然につなげられているかを確認します。

Search Consoleの指標は、数字そのものより「次に何を直すか」を決めるために使います。平均掲載順位が低いから本文を増やす、CTRが低いからタイトルだけ直す、という単純な判断ではなく、クエリ、ページ、検索結果、導線をセットで見ます。

期間比較で変化を確認する

Search Consoleの期間比較で直近と過去を比べ検索パフォーマンスの変化を見る図解

Search Consoleでは、直近の数字だけでなく、期間比較が重要です。検索順位やクリック数は日々変動します。1日、2日の変化だけを見て大きな修正をすると、原因を見誤ることがあります。

初心者が最初に見るなら、次のような期間で比較すると分かりやすいです。

比較期間 向いている確認 注意点
直近7日 vs 前7日 短期変化の把握 一時変動に左右されやすい
直近28日 vs 前28日 通常の改善確認 変更日をメモしておく
直近3か月 vs 前3か月 中期的な傾向把握 季節性や施策変更を考慮する
前年同月比較 季節性の確認 サイト変更や市場変化も見る

期間比較で見るべきなのは、クリックが増えたか減ったかだけではありません。 表示回数が増えたのにクリックが増えていないのか、順位は上がったのにCTRが落ちているのか、ページ全体で落ちているのか、特定クエリだけ落ちているのかを分けます。

たとえば、表示回数が増えているのにクリックが増えていない場合、検索結果には出ているものの選ばれていない可能性があります。CTR改善の対象です。逆に、表示回数そのものが落ちている場合は、検索需要の変化、競合記事の改善、インデックス状況、クエリの変化を確認します。

変更ログも重要です。記事タイトルを変えた日、リライトした日、内部リンクを追加した日、サイト改修をした日、canonicalやnoindexを変更した日を記録しておくと、Search Consoleの変化と照合しやすくなります。

原因が分からないまま、順位が少し落ちただけで大幅リライトやnoindexを行うのは避けてください。まず期間、対象クエリ、対象ページ、変更履歴を確認します。

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SEO改善候補を抽出する実務手順

Search ConsoleでSEO改善候補を高表示回数低CTR、11位から20位、流入減少、クエリずれで抽出する図解

Search ConsoleをSEO改善に使うなら、毎回すべての数字を見るのではなく、改善候補を抽出する手順を決めておくと運用しやすくなります。

基本の手順は次の通りです。

1. 検索パフォーマンスを開く 2. 期間を直近3か月、または直近28日に設定する 3. 表示回数が多いクエリとページを見る 4. CTRが低いページを抽出する 5. 平均掲載順位が11〜20位のクエリを抽出する 6. クリックが減っているページを確認する 7. クエリとページのズレを確認する 8. 改善候補を「タイトル改善」「本文追加」「構成改善」「内部リンク」「導線改善」に分ける 9. 変更日と期待する変化を記録する 10. 2〜4週間後に再確認する

改善候補は、次のように整理します。

改善候補 抽出条件 主な打ち手
高表示回数・低CTR 表示は多いがクリックされない タイトル、導入文、検索結果の見え方
11〜20位 1ページ目手前にいる 本文追加、内部リンク、上位との差分補強
クリック減少 過去よりクリックが落ちた 期間比較、競合、技術変更、検索意図確認
クエリずれ 想定外のクエリで表示 見出し追加、別記事化、タイトル調整
CV導線不足 流入はあるが次に進まない 関連記事、CTA、サービスページ連携

改善候補を選ぶときは、クリック数の多さだけでなく、問い合わせへの近さも見ます。 たとえば「Search Console 使い方」のような基礎記事は、初学者向けの入口として重要です。一方で「Search Console 改善」「SEO 流入 減少」「SEO リライト」のようなクエリは、より具体的な課題を持つ読者に近い可能性があります。

綱脇耕輔の実務見解として、Search Console改善では「改善余地」と「CV距離」を分けて考えます。表示回数が多くCTRが低い記事は改善余地があります。費用、相談、改善、外注に近い記事はCV距離が近いです。両方が重なる記事は、優先して改善する価値があります。

試算例として、ある記事が月間10,000表示、CTR1.2%、クリック120件だとします。タイトル改善でCTRが2.0%になれば、クリックは200件になり、月80クリック増える計算です。そこから問い合わせ率1%、商談化率40%、受注単価80万円と仮定すると、月0.8件の問い合わせ、0.32件の商談機会に関係します。これは架空の試算例ですが、Search Consoleの数字を改善優先度に変える考え方として使えます。

CTRが低い記事はタイトルと検索結果の見え方を見直す

Search ConsoleでCTRが低い記事を見つけタイトル、ディスクリプション、検索意図の一致を改善する図解

CTRが低い記事は、検索結果に表示されているのにクリックされていない可能性があります。特に表示回数が多く、平均掲載順位も極端に低くないのにCTRが低い場合は、タイトルや検索結果での見え方を確認します。

CTR改善で見るポイントは次の通りです。

見る項目 確認すること 改善例
タイトル 読者の悩みや得られる内容が伝わるか 「使い方」だけでなく「見るべき指標」まで入れる
メタディスクリプション 記事の内容が具体的か 指標、手順、改善候補を説明する
検索意図 クエリの意図と記事の訴求が合うか 初心者向け、改善向け、外注向けを分ける
SERP 競合タイトル、広告、AI Overview、動画など 検索結果で埋もれていないか見る
記事冒頭 クリック後すぐに答えが分かるか 結論、この記事でわかることを置く

CTR改善は、タイトルにキーワードを詰め込む作業ではありません。検索結果で読者が「自分の悩みに答えてくれそう」と判断できる状態にする作業です。

たとえば「Search Consoleの使い方」というタイトルだけでは、登録方法なのか、検索パフォーマンスの見方なのか、SEO改善への使い方なのか分かりません。本記事のように「SEO初心者が見るべき検索パフォーマンス」と補足すると、読者は記事の役割を判断しやすくなります。

ただし、タイトルを変更するときは、変更日を残しておきます。変更後にCTR、クリック、平均掲載順位がどう変わったかを確認するためです。タイトルを頻繁に変えすぎると、どの変更が効いたのか分からなくなります。

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掲載順位が低い記事は検索意図と上位との差分を見る

Search Consoleで平均掲載順位が低い記事を検索意図、上位との差分、内部リンクで改善する図解

平均掲載順位が低い記事を見つけたら、すぐに文字数を増やすのではなく、検索意図と上位記事との差分を確認します。順位が低い理由は、本文量だけではありません。

確認するポイントは次の通りです。

確認項目 見ること 改善方法
検索意図 上位記事がどの疑問に答えているか H2、H3、リード文を調整する
必須論点 上位で共通して扱われる内容 不足している説明を追加する
独自価値 自社記事にしかない判断材料 事例、試算、チェック表を加える
内部リンク 関連記事から支えられているか 親記事、子記事、改善記事をつなぐ
導線 読者が次に進めるか 関連記事、相談導線を置く

順位が低い記事でまず見るべきなのは、「検索意図に対して答えが不足しているか」「記事の役割が曖昧になっていないか」です。文字数だけを増やしても、読者の疑問とずれていれば評価されにくくなります。

たとえば「Search Console 使い方」であれば、登録方法だけではなく、検索パフォーマンスで何を見るか、クエリとページの違い、CTRや平均掲載順位の読み方、改善候補の抽出、URL検査の使いどころまで知りたい読者がいます。記事が登録方法だけに寄っている場合、検索意図の一部しか満たせていない可能性があります。

また、独自価値も重要です。上位記事の共通見出しを満たすだけでは、似た記事になります。Search Consoleの数字を、問い合わせ導線、GA4、リライト優先度、記事管理表とつなげることで、単なる使い方記事ではなく、実務判断に使える記事になります。

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ページ別に見ると改善対象のURLが分かる

Search Consoleのページ別レポートで改善対象URL、流入、クエリ、導線を確認する図解

Search Consoleでは、クエリだけでなくページ別の確認も重要です。クエリを見ると読者の検索語句が分かります。ページを見ると、どのURLが検索流入を得ているか、どのURLを改善すべきかが分かります。

ページ別に見ると、次のようなことが分かります。

ページ別で分かること 使い方
検索流入が多いURL 主要記事として導線を強化する
表示回数は多いがクリックが少ないURL タイトルや検索意図を見直す
複数クエリで表示されるURL 記事の役割や見出しを整理する
クリックが減っているURL 期間比較、競合、技術変更を確認する
想定外クエリで表示されるURL 新規記事テーマや追記候補を検討する

ページ別に見ることで、改善対象が抽象的なキーワードではなく具体的なURLになります。 これにより、誰がどの記事を直すのか、どの内部リンクを調整するのか、どのCTAを置くのかが決めやすくなります。

たとえば、ある記事が「search console 使い方」「サーチコンソール seo」「検索パフォーマンス 見方」など複数のクエリで表示されている場合、その記事はSearch Console初心者向けの入口として機能している可能性があります。その場合、記事内でCTR改善、リライト、流入減少確認、GA4連携などの関連記事へつなげると、読者の次の疑問に応えやすくなります。

逆に、1つのページがまったく想定していないクエリで表示されている場合は、記事テーマが広がりすぎている可能性があります。そのクエリが重要であれば別記事化し、重要でなければ本文を整理して記事の役割を明確にします。

URL検査とインデックス状況も確認する

Search ConsoleのURL検査でインデックス登録、正規URL、クロール、拡張機能を確認する図解

検索パフォーマンスを見るだけでは、記事がGoogleにどう認識されているかを十分に確認できない場合があります。そのときに使うのがURL検査ツールです。

GoogleのSearch Consoleヘルプでは、URL検査ツールについて、Googleのインデックスに登録されたページの情報、インデックス登録可能性、構造化データ、動画、AMPなどの情報を確認できると説明されています。また、表示された結果は直近にインデックス登録されたページの情報であり、ライブテストとは異なる点にも注意が必要です。

URL検査で確認する主な項目は次の通りです。

項目 確認すること
URLはGoogleに登録されていますか インデックス登録されているか
クロール Googleがいつ取得したか
正規URL GoogleがどのURLを代表と見ているか
ページ取得 ページが取得できるか
拡張機能 構造化データなどに問題がないか
ライブテスト 現在のページが取得可能か

URL検査は、検索パフォーマンスが出ない記事や、公開後にインデックスされているか不安な記事で使います。 公開したばかりの記事、リライトした記事、canonicalやnoindexを変更した記事、リダイレクトを入れた記事では特に確認します。

ただし、URL検査の結果だけでSEO成果を判断することはできません。「URLはGoogleに登録されています」と表示されても、検索結果に必ず表示されるわけではありません。Googleのヘルプでも、URLがGoogleに登録されていることは検索結果に表示される保証ではないと説明されています。

インデックスされていないからといって、原因を確認せずに何度もURL検査やインデックス登録リクエストだけを繰り返すのは避けてください。まず、noindex、robots.txt、canonical、リダイレクト、内部リンク、コンテンツ品質、サイトマップを確認します。

Search Consoleの数字を記事改善とCV導線につなげる

Search Consoleの表示、クリック、記事改善、回遊、問い合わせ導線をつなげて見る図解

Search Consoleは、検索結果での表示、クリック、検索語句、掲載順位を確認できます。しかし、記事を読んだ後に問い合わせへ進んだかまではSearch Consoleだけでは分かりません。

だからこそ、Search Consoleの数字は記事改善とCV導線につなげて見る必要があります。

Search Consoleで分かること 別データで確認したいこと
どのクエリで表示されたか その読者がどのページへ回遊したか
どのURLがクリックされたか 記事内CTAをクリックしたか
CTRが低いか タイトル変更後にクリックが増えたか
平均掲載順位が低いか リライト後に回遊やCVが変わったか
クリックが減ったか 問い合わせや商談も減ったか

Search Consoleは入口のデータ、GA4や問い合わせデータは行動と成果のデータです。 入口だけを見ても、事業成果は判断できません。記事改善では、Search Consoleで改善候補を見つけ、GA4で読者行動を確認し、問い合わせデータでCVへの影響を見ます。

たとえば、Search Consoleで「表示回数が多いがCTRが低い記事」を見つけたとします。タイトルを改善してクリックが増えても、その記事に次の行動がなければ問い合わせにはつながりません。関連記事、サービスページ、無料診断、問い合わせフォームへの導線を整える必要があります。

逆に、クリック数は少なくても、問い合わせに近いテーマの記事があります。費用、比較、会社選び、改善、外注、診断などのクエリです。このような記事は、クリック数だけで軽視せず、導線とCVデータを見て優先順位を決めます。

綱脇耕輔の実務見解として、データを見る企業ほど「Search Consoleだけで完結しない設計」を持っています。Search Consoleで入口を見て、GA4で記事内の行動を見て、問い合わせや商談データで成果を見ます。SEO改善は、検索順位の改善ではなく、検索から問い合わせまでの導線改善として考える方が実務に合います。

Search Console分析を自社で見る範囲と外部に相談する範囲

Search Console分析で自社で確認する範囲と外部に相談する範囲を分ける図解

Search Consoleの基本的な数字は、自社でも十分に確認できます。表示回数、クリック数、CTR、平均掲載順位、クエリ、ページ、期間比較は、担当者が定期的に見るべきです。

一方で、数字を見ても改善方針が決まらない場合は、外部に相談した方が早いことがあります。特に、記事数が多い、カニバリが疑われる、流入減少の原因が分からない、Search ConsoleとGA4をつなげて見られていない、問い合わせ導線が弱い場合です。

自社で見る範囲 外部に相談した方がよい範囲
検索パフォーマンスの定期確認 改善優先度の設計
主要クエリとページの確認 記事群、カテゴリ、内部リンクの設計
期間比較と変更ログ 技術SEO、インデックス、canonical判断
タイトル変更後のCTR確認 GA4、GTM、CV計測との接続
簡単なリライト候補の抽出 問い合わせ導線、サービスページ連携

外部に相談するかどうかは、Search Consoleを見られるかではなく、数字から次の打ち手を決められるかで判断します。数字は見えているのに、どの記事を直すべきか、どの順番で進めるべきか、問い合わせにどうつなげるべきかが決まらない場合は、設計の支援が必要です。

相談前に用意しておくとよいものは、Search Consoleの検索パフォーマンス、GA4のランディングページデータ、記事一覧、主要サービスページ、問い合わせ内容、過去のリライト履歴、変更ログです。これらがあると、単なるツール操作の説明ではなく、改善優先度と実行計画を具体的に整理できます。

まとめ:Search Consoleは数字を見る画面ではなく改善候補を見つける場所

Search Consoleの使い方で大切なのは、画面の操作を覚えることだけではありません。検索パフォーマンスの数字から、どの記事を直すべきか、どのクエリに答えるべきか、どのURLに導線を追加すべきかを判断することです。

SEO初心者が最初に見るべきなのは、表示回数、クリック数、CTR、平均掲載順位、クエリ、ページです。表示回数は検索結果に出ているか、クリック数は実際に流入しているか、CTRは選ばれているか、平均掲載順位は改善余地があるかを示します。クエリは読者の言葉、ページは改善対象のURLです。

Search Consoleは、順位確認ツールではなく改善候補を見つけるツールです。表示回数が多くCTRが低い記事、11〜20位にいる記事、クリックが減っている記事、想定外クエリで表示されている記事、流入はあるのに導線が弱い記事を見つけ、記事改善、内部リンク、CTA、サービスページ連携へつなげます。

最後に、Search Consoleだけで成果判断を完結させないでください。検索から記事に来た後、読者がどこへ進み、問い合わせや商談につながったかは、GA4や問い合わせデータと合わせて見る必要があります。

Search Consoleを開いても何から見ればよいか分からない場合は、まず検索パフォーマンスで主要クエリと主要ページを確認し、改善候補を表に整理するところから始めてください。

よくある質問

Search Consoleで最初に何を見ればよいですか?

まず検索パフォーマンスを開き、表示回数、クリック数、CTR、平均掲載順位、クエリ、ページを確認します。最初から全機能を見る必要はありません。検索結果でどのように表示され、どの記事がクリックされているかを把握することが重要です。

表示回数が多いのにクリックが少ない場合は何を直しますか?

まずCTRと平均掲載順位を確認します。順位が比較的高いのにCTRが低い場合は、タイトル、メタディスクリプション、検索意図、検索結果での競合表示を確認します。順位が低い場合は、内容不足や内部リンク不足も見ます。

平均掲載順位とは何ですか?

Google検索結果におけるサイトへのリンクの平均的な掲載位置を示す指標です。1が1位、2が2位という考え方ですが、クエリやページ、表示形式によって解釈が変わるため、単独で判断せず、表示回数、CTR、クリック数と合わせて見ます。

クエリとページはどう違いますか?

クエリはユーザーが検索した語句です。ページは、その検索結果で表示された自社サイトのURLです。クエリを見ると読者の検索意図が分かり、ページを見ると改善対象のURLが分かります。

CTRが低い記事は必ずタイトルを変えるべきですか?

必ずではありません。CTRが低い理由は、順位の低さ、検索結果の競合、検索意図のズレ、広告やSERP機能の影響などもあります。タイトル変更は有効な打ち手の一つですが、対象クエリとページを確認してから判断します。

Search ConsoleだけでSEO成果は判断できますか?

判断できません。Search Consoleは検索結果での表示やクリックを見るツールです。問い合わせ、フォーム到達、商談化などはGA4、GTM、CRM、問い合わせデータと合わせて確認する必要があります。

URL検査はいつ使いますか?

公開した記事がインデックスされているか確認したいとき、リライト後の状態を確認したいとき、検索パフォーマンスが出ない記事の技術状態を確認したいときに使います。URLの登録状況、正規URL、クロール、ライブテストなどを確認できます。

Search Consoleは毎日見るべきですか?

日次で見ること自体は問題ありませんが、毎日の変動だけで大きな判断をしない方がよいです。通常の改善判断では、直近28日、直近3か月、前年同月など、期間比較で見る方が安定します。

参考情報

執筆者情報
LOads 代表取締役 綱脇 耕輔

執筆者情報

LOads 代表取締役 綱脇 耕輔

Webマーケティング会社・大手Web系企業を経て独立し、デジタルマーケティング業界で14年のキャリア。2018年より東京・福岡を中心に、Web広告運用やSEO対策・AIO対策などのデジタルマーケティング支援を大手・中小企業問わず行っています。100社以上のマーケティング支援の現場で得た知見をもとに、独自の知見とナレッジでコラムを発信しています。

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